水道の管をつなぎ直そうと、手元のパイプレンチを当てる。管の外径が、くわえられる範囲より太いと、口が開ききらずに歯が掛かりません。
今回、ツールマガジンでは、パイプレンチ選びでお悩みの方に向けて、通販サイトの人気商品上位から9本を厳選し、管の太さ・材質と重さ・管の種類・作業する場所の4つで徹底比較しました。ツールマガジンのおすすめは『くわえたい管の外径が範囲に入る呼び寸法で、持ち運ぶなら350mmで1kgを切るアルミの型』です。ぜひ最後までご覧ください。
※商品はツールマガジンの基準で選んでいますが、販売店から紹介料を受け取ることがあります。 運営者情報
【結論】まずはこの3本
レンチ全体から選ぶなら、レンチのおすすめへ
この記事を監修した人
選び方の基準は、DIY歴10年以上の監修者が監修しています。商品の選定と紹介文はツルマガ編集部が行っています。自宅のリノベーションをきっかけにDIYにハマり、気づけば工具の沼にどっぷり。
パイプレンチの選び方|管の太さと持ち運び方で決める

パイプレンチは、まずくわえたい管の外径で呼び寸法を決め、次に持ち運ぶかどうかで材質を選ぶと絞れます。呼び寸法ごとに、くわえられる外径の上限が決まっているからです。
細い管は250〜300mm、外径61mmまでは350mm、太い管は450mm

くわえたい管の外径を測り、その外径が「くわえられる管」の範囲に入る呼び寸法を選んでください。呼び寸法250〜300mmの型がくわえられるのは外径32〜45mmまで、350mmの型は61mmまで、450mmの型は76〜80mmまでです。同じ呼び寸法でも上限は型ごとに違うので、仕様の表で数字を見比べます。
外径はノギスで測るか、管に巻いた紙の長さを3.14で割ると出せます。呼び寸法200mmの型は外径20mmまでと小さく、細い管だけを回す型です。
持ち運ぶなら、同じ長さで3割ほど軽いアルミ

脚立に上ったり現場を移ったりして持ち運ぶなら、アルミの型を選んでください。メーカーは、アルミ鍛造の型をスチール鍛造品より約30%軽いと案内しています。呼び寸法350mmでは、アルミの型が910〜930g、同じメーカーの鉄の強力型が1,430gです。
呼び寸法450mmになると、アルミの型が1.5kg前後、鉄の強力型は2.33kgと差が開きます。工具箱に入れて決まった場所で使うだけなら、鉄の型も候補に入ります。
白管なら標準の型、被覆鋼管なら被覆鋼管専用

亜鉛めっきの白管を回すなら標準の型を、外側に被覆のある鋼管を回すなら被覆鋼管専用と書かれた型を選んでください。被覆鋼管専用の型を出しているメーカーもあり、その型は白管には使えないと案内されています。
買う前に、回したい管が白管か被覆鋼管かを確かめておきましょう。説明の欄に「白管」「ガス・水道管」とあれば、標準の型です。
狭い所なら短い型か、角もつかめるスピードレンチ

柄を振る幅が取れない狭い所で回すなら、全長の短い型か、丸い管のほか角や六角の物もつかめるスピードレンチを選んでください。呼び寸法200〜250mmの型は、350mmの型より柄が短く、壁や床の近くでも振れます。
スピードレンチは、管のほかに六角のナットにも使えます。管も締め具も1本で回したいときの選択肢です。
パイプレンチおすすめ人気ランキング|コスパと管の太さで比較
Amazon・11/2 21:52時点の価格です。価格は変わることがあります。
| 商品名 | 画像 | 参考価格i | 呼び寸法 | くわえられる管 | 質量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1パイプレンチ アルミDAL PWDAL35MCC | 6,478円 | 350mm | 〜61mm | 910g | |
| 2アルミパイプレンチ ALPW-350TONE | 2,336円 | 350mm | 50A | – | |
| 3アルミ製パイプレンチ DTA450Eスーパーツール | 7,543円 | 450mm | 13〜80mm | 1.5kg | |
| 4アルミパイプレンチ ALPW-250TONE | 1,873円 | 250mm | 〜45mm | 540g | |
| 5軽量パイプレンチ 300mm高儀 | 1,288円 | 300mm | 約10〜32mm | – | |
| 6スピードレンチ SW-300Hトップ工業 | 3,500円 | 300mm | 19〜43mm | – | |
| 7GISUKE パイプレンチ 200mm PW-200J高儀 | 1,368円 | 200mm | 〜20mm | – | |
| 8パイプレンチ(強力型)PW450ロブテックス | 6,618円 | 450mm | 15〜76mm | 2.33kg | |
| 9藤原産業 SK11 アルミパイプレンチ SPW-450A | 4,639円 | 450mm | 26〜77mm | 1520g |
サイズ違いがある型は、1つのサイズに絞って載せています。
パイプレンチ アルミDAL PWDAL35
外径61mmまでを910gでくわえる350mm

- 口開き61mmまでで、50Aの管までくわえられる
- 質量0.91kgで、1kgを切る
- アルミ鍛造のハンドルで、スタンダードより30%軽い
- くわえられる管は50Aまでで、65Aまでの450mmの型より細い
MCCの、ハンドルをアルミ鍛造にした白管用のパイプレンチです。呼び寸法は350mmで、口開き幅61mm、50Aの管までくわえられます。質量は0.91kgで、同じメーカーのスタンダードの型より30%軽くしてあります。
外径61mmまでの白管を、持ち運んで回したい人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 350mm |
| くわえられる管 | 〜61mm(50A) |
| 質量 | 910g |
| 本体の材質 | アルミ(鍛造ハンドル) |
こんな人におすすめ
- 呼び寸法350mmの、アルミ鍛造ハンドルのパイプレンチ
- くわえられる管は50Aまで、口開き幅は61mmまで
- 質量は0.91kgで、同社のスタンダードより30%軽い
アルミパイプレンチ ALPW-350
口開き70mm、目盛で開き幅を見られるアルミの350




- 口が最大70mmまで開き、50Aの管に合う
- 先端の目盛で、口開きを確かめながら合わせられる
- 日本で作られている
TONEの、本体をアルミにしたパイプレンチの350の番手です。適応管径は50Aで、口は最大70mmまで開きます。先端に口開きの目盛が付き、管に当てる前に開き幅を合わせられます。全長は327mmで、グリップはディッピング加工、生産国は日本です。
50Aまでの管を、アルミの軽いレンチで扱いたい人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 350mm |
| くわえられる管 | 50A(最大口開き70mm) |
| 質量 | - |
| 本体の材質 | アルミ |
| 全長 | 327mm |
| グリップ | ディッピング |
| 先端 | 口開き目盛付 |
| 生産国 | 日本 |
こんな人におすすめ
- 適応管径50A、最大口開き70mmのアルミのパイプレンチ
- 全長は327mmで、グリップはディッピング加工
- 先端に口開きの目盛が付き、日本で作られている
アルミ製パイプレンチ DTA450E
外径13〜80mmまでくわえる450mmのアルミ



- 外径13〜80mmで、8A〜65Aの管に使える
- 品質はJIS強力級に相当とメーカーが案内
- 1.5kgで、450mmの鉄の強力型より軽い
- 質量1.5kgで、350mmのアルミの型より約600g重い
スーパーツールの、本体をアルミ鍛造で作ったトライモタイプのパイプレンチです。くわえられる管の外径は13〜80mmで、細い管から65Aの太い管まで回せます。質量は1.5kgで、メーカーは同社のデラックスパイプレンチより30%以上軽いと案内しています。
65Aまでの太い管を、アルミの軽さで回したい人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 450mm |
| くわえられる管 | 13〜80mm(8A〜65A) |
| 質量 | 1.5kg |
| 本体の材質 | アルミ(鍛造) |
こんな人におすすめ
- 呼び寸法450mm、本体全長372mmのアルミ製
- くわえられる管は8A〜65A、外径13〜80mm
- 質量は1.5kgで、品質はJIS強力級に相当
アルミパイプレンチ ALPW-250
540gで最大口開き45mmの248mm




- 全長248mmで、350mmの型より柄が短い
- アルミ製で、540gと軽い
- 握りやすく滑りにくいグリップ付き
- 適応管径は32Aまでで、50Aまでの350mmの型より細い
TONEの、アルミ合金で作った呼び寸法250mmのパイプレンチです。全長は248mm、質量は540gで、最大口開き45mmまでの管をくわえられます。柄には、握りやすく滑りにくいグリップが付いています。
狭い所で、32Aまでの細い管を回したい人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 250mm |
| くわえられる管 | 〜45mm(32A) |
| 質量 | 540g |
| 本体の材質 | アルミ合金 |
こんな人におすすめ
- 全長248mmの、アルミ合金のパイプレンチ
- 適応管径は32A、最大口開きは45mm
- 製品単体質量は540gで、滑りにくいグリップ付き
軽量パイプレンチ 300mm
外径10〜32mmの細い管に合う300mm






- 外径10mmからの細い管をくわえられる
- 本体は鉄(FCD材)で作られている
- 呼び寸法300mmで、くわえられるのは外径32mmまで
高儀のM&Mシリーズの、本体を鉄(FCD材)で作ったパイプレンチです。くわえられる管の外径は約10〜32mmで、細い管を中心に回す型です。本体のほかの部品には、炭素鋼を使っています。
家まわりの外径32mmまでの管を回したい人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 300mm |
| くわえられる管 | 約10〜32mm |
| 質量 | - |
| 本体の材質 | 鉄(FCD材) |
こんな人におすすめ
- 呼び寸法300mmの、M&Mシリーズのパイプレンチ
- くわえられる管の外径は約10〜32mm
- 本体は鉄(FCD材)、そのほかは炭素鋼
スピードレンチ SW-300H
丸も角も六角もつかめる口開き19〜43mm




- 丸い管のほか、角や六角の物もつかめる
- 口開き19〜43mmで、管もナットも回せる
- くわえられるのは43mmまでで、350mmの型より細い
トップ工業の、管のほかに角や六角の物もつかめるスピードレンチです。口開きは19〜43mmで、管もナットも1本で回せます。呼び寸法は300mmで、材質にはCr-V鋼を使っています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 300mm |
| くわえられる管 | 19〜43mm |
| 質量 | - |
| 本体の材質 | Cr-V鋼 |
こんな人におすすめ
- 呼び寸法300mmの、トップ工業のスピードレンチ
- 口開きは19〜43mmで、丸・角・六角の物をつかめる
- 材質はCr-V鋼
GISUKE パイプレンチ 200mm PW-200J
最大口開き20mmの、JIS付き200mm





- 呼び寸法200mmと短く、狭い所でも振れる
- 刃部にCr-Mo鋼を使っている
- JISの表示が付いている
- 最大口開き幅は20mmで、太い管はくわえられない
高儀のGISUKEの、JISの表示が付いた呼び寸法200mmのパイプレンチです。最大口開き幅は20mmで、細い管だけを回す小さな型です。本体は鋳鉄で、刃部にはCr-Mo鋼を使っています。
外径20mmまでの細い管を回す人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 200mm |
| くわえられる管 | 〜20mm |
| 質量 | - |
| 本体の材質 | 鋳鉄(刃部はCr-Mo鋼) |
こんな人におすすめ
- 呼び寸法200mmの、JIS付きのパイプレンチ
- 最大口開き幅は20mm
- 本体は鋳鉄、刃部はCr-Mo鋼
パイプレンチ(強力型)PW450
外径15〜76mmを回す450mmの強力型





- 外径15〜76mmで、65Aの管まで使える
- 強力型で、かみ付きと耐久性をうたう
- 質量2.33kgで、450mmのアルミの型より800gほど重い
ロブテックスの、強力型のパイプレンチです。くわえられる管の外径は15〜76mmで、65Aの管まで回せます。メーカーは、確実にかみ付くことと耐久性の高さを特長に挙げています。用途はガス・水道管の白管の締め付けや、解体作業です。
決まった場所で、65Aまでの太い管を回す人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 450mm |
| くわえられる管 | 15〜76mm(65A) |
| 質量 | 2.33kg |
| 本体の材質 | - |
こんな人におすすめ
- 呼び寸法450mmの、ロブテックスの強力型パイプレンチ
- くわえられる管の外径は15〜76mm(65A)
- 質量は2.33kg
藤原産業 SK11 アルミパイプレンチ SPW-450A
外径26〜77mmを1520gで回す450mm





- 外径26〜77mmで、65Aの管まで使える
- 1520gで、450mmの鉄の強力型より軽い
- くわえられる外径は26mmからで、細い管には向かない
藤原産業のSK11の、アルミ合金で作ったパイプレンチです。くわえられる管は外径26〜77mm、呼び径65Aまでで、重量は1520gです。メーカーは用途に、ガス・水道管の配管作業と機械の解体作業を挙げています。
65Aまでの太い管を、鉄の型より軽く回したい人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 呼び寸法 | 450mm |
| くわえられる管 | 26〜77mm(65A) |
| 質量 | 1520g |
| 本体の材質 | アルミ合金 |
こんな人におすすめ
- 呼び寸法450mmの、アルミ合金のパイプレンチ
- くわえられる管は外径26〜77mm、呼び径65A
- 重量は1520gで、商品サイズは幅91×高さ405mm
よくある質問|パイプレンチについての疑問を解決

パイプレンチとモンキーレンチの違いは何ですか?
パイプレンチは丸い管を歯でくわえて回す工具、モンキーレンチはボルトやナットの平らな面をはさんで回す工具です。管を回すならパイプレンチ、ナットを回すならモンキーレンチと使い分けてください。角や六角の物もつかめるスピードレンチは、その両方に使えます。
どのサイズを買えばいいですか?
回したい管の外径を測り、その外径が「くわえられる管」の範囲に入る呼び寸法を選んでください。呼び寸法250〜300mmで外径32〜45mmまで、350mmで61mmまで、450mmで76〜80mmまでが目安です。
アルミと鉄は、どちらを選べばいいですか?
持ち運んで使うならアルミ、決まった場所で使うなら鉄も候補です。呼び寸法350mmで比べると、アルミの型は910〜930g、鉄の強力型は1,430gあります。
パイプレンチで管に傷は付きますか?
歯を管にくい込ませて回す作りなので、白管の表面には歯の跡が付きます。外側に被覆のある鋼管を回すときは、被覆鋼管専用と書かれた型を選んでください。
まとめ|パイプレンチ選びで迷ったら

パイプレンチは、くわえたい管の外径を先に測ると選びやすくなります。呼び寸法ごとに、くわえられる外径の上限が決まっているからです。
外径61mmまでの管を持ち運んで回す方は、呼び寸法350mmのアルミの型を選んでください。重さは910〜930gで、同じ長さの鉄の強力型より500gほど軽く済みます。
外径76mmを超える太い管を回す方は、呼び寸法450mmの型を。アルミなら1.5kg前後、鉄の強力型なら2.33kgです。
被覆鋼管には被覆鋼管専用の型を、狭い所には全長の短い型かスピードレンチを合わせます。管の外径を測ってから、範囲に入る1本を選んでみてください。

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